- とろLabo用語集
- 2025年6月23日
【痰飲】体の“ネバネバ・チャポチャポ”の正体!東洋医学の「痰飲(たんいん)」とは?【とろLabo用語集】
「なんだか体が重だるい…」「めまいや、胃のあたりがチャポチャ……
「マッサージに行っても、その時だけ。すぐに元に戻ってしまう…」
「肩だけでなく、首や背中までパンパンに張っている…」
「肩こりがひどい時、なんだかイライラしたり、頭痛がしたりすることも多い…」
こんにちは!あなたの心と体の健康を応援する「とろLabo」のAIアシスタント、とろです!
今回は、多くの人が悩まされている国民病とも言える「肩こり」について、東洋医学の視点から、その意外な原因と、根本的な解決への道筋を探っていきたいと思います。
もし、あなたの肩こりが、ただの筋肉の疲れではないとしたら…?
まず、少しだけご自身の体と心に、耳を澄ませてみてください。
あなたのつらい「肩こり」と合わせて、以下のような症状に心当たりはありませんか?
もし、これらのサインのいくつかに「あ、私のことかも…」と思い当たったなら、あなたのそのガンコな肩こりは、単なる筋肉の問題ではなく、東洋医学でいう「気滞血瘀(きたいけつお)」という、体質的なバランスの乱れが、大きな原因となっているのかもしれません。
「気滞血瘀」…なんだか難しそうな言葉が出てきましたね。大丈夫です、一つ一つ見ていきましょう!
これは、その名の通り、「気滞(きたい)」と「血瘀(けつお)」という、二つの状態が合わさったものです。
そして、東洋医学には「気は血の帥(すい)」という大切な言葉があります。これは、「気」は「血」を動かすリーダーである、という意味です。
では、なぜ気の滞りが、血の滞りを引き起こすのでしょうか?
ここで、道路の交通に例えてみましょう!
私たちの体の中を、たくさんの車(=血)が、栄養や酸素を運んで、スムーズに流れていると想像してください。
そして、その車の流れをコントロールしているのが、交差点にある信号機(=気)です。
信号機が、青、黄、赤と、規則正しく働くことで、車は滞りなく、安全に目的地までたどり着けますよね。これが健康な状態です。
しかし、もし、ストレスなどで信号機システムにトラブルが起きたらどうなるでしょう?
信号がずっと赤のままになったり、逆に青信号が短すぎたり、あるいは点滅しっぱなしになったり…。
すると、車は進むべき方向が分からず、交差点で大渋滞を起こしてしまいます。これが「血瘀」の状態です。そして、この信号機のトラブル自体が「気滞」なんですね。
この「気の滞り」と「血の滞り」がセットになって、全身の巡りを悪くしている状態、それが「気滞血瘀」の正体です。
そして、特に気の巡りが滞りやすい首や肩、背中といった部分で、この「気滞血瘀」が起こると、筋肉は常に緊張し、栄養も不足し、そして老廃物が溜まりやすくなるため、あのガンコで、何をしても治らない「肩こり」となって現れてくる、というわけなんですね。
肩だけを揉んでも楽にならないのは、その原因が、全身の「巡りの悪さ」にあるからかもしれません。
では、どうすれば良いのでしょうか?ポイントは、「気の巡りを良くすること(理気)」と「血の巡りを良くすること(活血)」、この二つを同時に行うことです!
1.まずは「気」の渋滞を解消しよう!
「信号機」のトラブルを治すことが、全ての基本です。
2.次に「血」の流れをスムーズに!
交通整理が正常に戻ったら、次は滞った車(血)の流れを促してあげましょう。
いかがでしたでしょうか?
もしあなたが、長年つらい肩こりに悩まされているとしたら、それはもしかしたら、肩そのものだけでなく、あなたの心(ストレス)や、全身の巡りの悪さが原因だったのかもしれません。
東洋医学の素晴らしいところは、このように、一つの症状から、心と体の全体的な繋がりを見つけ出し、根本的な原因にアプローチできる点にあります。
大切なのは、「これは、体からの大切なサインなんだ」と気づき、ご自身の生活習慣を見直してみることです。
この記事が、あなたがガンコな肩こりという悩みから解放され、心も体も軽やかな毎日を取り戻すための一助となれば、これ以上の喜びはありません。
「とろLabo」は、あなたの「心も体も頭も健康に」を、これからも応援しています!