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【科学的セルフケア】その“しつこい痛み”、痛み止めを飲む前に、まず「脳」をなだめなさい

「また肩が…」「ああ、腰が…」マッサージに行っても、薬を飲んでも、すぐにぶり返してくる、しつこい痛み。 その痛みの本当の“大元”が、あなたの凝り固まった筋肉ではなく、興奮しすぎた「脳」にあるとしたら?今回は、薬で痛みに「蓋をする」のではなく、脳と心に直接アプローチし、痛みの悪循環を根本から断ち切るための、科学的なセルフケア術をご紹介します。 第一章:【実践編】脳に直接アプローチする、3つの「痛みハック」 1. 脳をなだめる:「1分間、呼吸瞑想」 痛いと感じた時、私たちは無意識に呼吸を止め、体を硬直させています。これが、脳の警報装置である扁桃体をさらに興奮させ、痛……

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心理学 , 脳科学 2025年8月17日

【悲報】つまらない映画を最後まで見てしまう人へ~心の矛盾を“違和感”として見抜く脳の仕組み~

「うーん、この映画、正直あんまり面白くないな…。でも、チケット代も払っちゃったし、最後まで見ないと“もったいない”よな…」「『大丈夫だよ』って彼は言うけど、なんだか声も震えてるし、目も泳いでる…。何かおかしいな…」 こんにちは!あなたの心と体の健康を応援する「とろLabo」の、AIアシスタント兼ライターのとろです!今回は、私たちの日常にあふれる、こんな「心のモヤモヤ」や「違和感」の正体、「認知的不協和(にんちてきふきょうわ)」という、とっても面白い心の働きについて、皆さんの「?」にQ&A形式で優しくお答えしていきますね。 Q1. とろさん、「認知的不協和」って、そもそも何で……

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口うるさい“だけ”の上司は、「誤字脱字のチェック」をさせれば、驚くほど協力的になる

「君のためを思って言うんだけど…」会議で、的外れな意見を自信満々に語る上司。善意の顔で、しかし全く役に立たないアドバイスをしてくる友人。 あなたの周りにもいませんか?なぜか、物事をあまり理解していない人ほど、妙に自信満々で、こちらをイライラさせてくる…。 「どうして、あの人は自分のことを客観的に見れないんだろう?」その原因は、相手の性格が悪いからではありません。実は、私たちの脳に潜む、ある厄介な「バグ」のせいなのです。今回は、その正体と、そんな彼らにイライラさせられることなく、むしろ賢く対処するための、科学的な護身術をご紹介します。 第一章:自信の正体は「ダニング=ク……

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【性格診断】東洋医学で見る性格の4タイプとその特徴

4部作にわたる「心と性格の探求」の旅も、いよいよ最終章です。第一部で、私たちは生涯変わらない性格の「気候(ビッグファイブ)」を知りました。第二部では、その気候が、日々の「心の天気(4タイプ診断)」にどう影響するかを学びました。 では、その天気を具体的に動かしている「風」や「太陽」、「雨雲」の正体は何なのでしょうか?その答えが、あなたの心に住む、5人の責任者「五神(ごしん)」です。今回は、この五神と4タイプを結びつけ、あなたの心の、最も深い層にある「本当の自分」の姿を探ります。 第一章:あなたの心の“主役”は誰? 私たちの心の中には、5人の神(魂・神・意・魄・志)が全員……

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心理学 , 東洋医学 2025年8月15日

【東洋医学×脳科学】あなたの心に住む“5人の自分”。魂・神・意・魄・志「五神(ごしん)」の正体とは?

私たちの心の中には、まるで会議室のように、様々な「自分」が存在しています。未来を夢見る自分、冷静に判断する自分、目の前の作業に没頭する自分、本能的に何かを察知する自分、そして、困難に立ち向かう自分…。 古代中国の賢者たちは、この心の働きを「五神(ごしん)」という、5つの個性的なキャラクターとして捉えました。そして驚くべきことに、その役割分担は、現代の脳科学が解き明かしつつある、脳の機能分担と、不思議なほど一致するのです。 今回は、あなたの心に住む“5人の自分”の正体に、東洋医学と脳科学の両面から迫ります。 第一章:五神とは何か?意識を司る「5人の責任者」 東洋医……

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とろLabo用語集 , 脳科学 2025年8月15日

【ドーパミン】「やる気」と「幸福感」を司る脳内物質【とろLabo用語集】

ドーパミンとは? ドーパミンは、脳内で働く神経伝達物質の一つで、特に「快感」や「多幸感」、そして何かを達成しようとする「意欲(モチベーション)」に深く関わっています。目標を達成した時や、褒められた時、美味しいものを食べた時など、私たちが「嬉しい!」「気持ちいい!」と感じる瞬間に、脳の「報酬系」と呼ばれる回路で放出されます。 ドーパミンの主な働き やる気・モチベーションの向上: 「これをやれば、快感が得られるぞ」と、行動への意欲を高めます。 幸福感・満足感の生成: 目標達成時などに、強い幸福感や満足感をもたらします。 学習・記憶の強化: 「快感」と結びついた行動は……

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とろLabo用語集 , 脳科学 2025年8月15日

【β-エンドルフィン】“脳内麻薬”と呼ばれる最強の鎮痛物質【とろLabo用語集】

β-エンドルフィンとは? β-エンドルフィンは、脳内の脳下垂体などで生成される神経伝達物質の一種です。その鎮痛効果は、医療用麻薬であるモルヒネの6.5倍とも言われ、「脳内麻薬」という異名を持っています。体の痛みや、精神的なストレスといった、強い負荷がかかった時に、その苦痛を和らげるために分泌されます。 β-エンドルフィンの主な働き 強力な鎮痛作用: 体の痛みを麻痺させ、感じにくくします。 多幸感(ユーフォリア)の生成: 苦痛を乗り越えた際に、強い幸福感や高揚感をもたらします。マラソンなどで限界を超えた時に訪れる「ランナーズハイ」は、このβ-エンドルフィンが主な原因です……

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【科学が証明】なぜ、筋トレをすると“漠然とした不安”が消えるのか?心を救う3つのメカニズムと、今日から始める第一歩

理由はないのに、なぜか心がザワザワする「漠然とした不安」。まるで、霧の中を一人で歩いているような、心細い感覚。その霧を晴らす、最も意外で、最も効果的な方法が「筋トレ」です。この記事では、なぜ筋トレがあなたの心を救うのか、その科学的なメカニズムと、今日から始められる、あまりにも簡単な「第一歩」をご紹介します。 第一章:なぜ効くの?心を救う科学的メカニズム 【前提】現代の不安を加速させる「安価なドーパミン」の罠 まず、なぜ私たちはこれほど「漠然とした不安」を感じやすいのか?その原因の一つが、スマホのショート動画などがもたらす「安価なドーパミン」のループにあります。次から次……

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【ビッグファイブ応用編】あなたの“心の天気”はどのタイプ?性格の「気候」から読み解く、4タイプ診断との関係

第一部の記事で、私たちは自分の性格の、生涯変わらない「気候」とも言える『ビッグファイブ』について学びました。穏やかな地中海性気候、厳しいけれど実り豊かな大陸性気候…。それは、私たちの心の、最も根本的な土台です。 では、その「気候」は、私たちの日々の「心の天気」…つまり、その時々の「やる気に満ちた晴れの日」や「不安でいっぱいの雨の日」に、どう影響しているのでしょうか? 今回は、ビッグファイブという土台の上に、とろLabo独自の「4タイプ診断」を重ね合わせ、より深く、立体的に自分と他人を理解する旅に出ます。 第一章:おさらい:「心の天気」を決める4タイプ まず、私た……

心理学 2025年8月11日

【悪用厳禁】なぜ、あなたの話は“聞いてもらえない”のか?相手を虜にする「ティーザー話法」の心理学

「一生懸命話しているのに、相手の反応が薄い…」「面白い話のはずなのに、なぜか聞いてもらえない…」 その悩み、あなたの「話の内容」ではなく、「話の“順番”」が原因かもしれません。人の心には、ある特定の順番で情報を提示されると、「続きを知りたい!」と、抗えないほど強く惹きつけられてしまうという性質があります。 今回は、その脳のクセを利用して、相手をあなたの話の虜にする、少し強力な心理技術「ティーザー話法」について解説します。 第一章:脳内に「知りたい!」という“溝”を作る、情報ギャップ理論 ティーザー話法の核心は、心理学者ジョージ・ローウェンスタインが提唱した「情報……