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リジン(Lysine)とは? 組織修復と抗ウイルス作用を担う必須アミノ酸

リジン(Lysine)とは? 組織修復と抗ウイルス作用を担う必須アミノ酸

はじめにリジン(Lysine / L-リジン)とは、人体を構成するタンパク質の材料となるアミノ酸の一種であり、体内で合成することができない「必須アミノ酸」の一つです。生体内では、組織(コラーゲン)の修復やカルシウムの吸収促進、抗体やホルモンの生成など、生命維持のベースとなる重要な役割を担っています。 また、医療や栄養学の分野においては、アルギニンと拮抗することで単純ヘルペスウイルス(HSV)の増殖を……

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アルギニン(Arginine)とは?血管拡張と活力を生む「条件付き必須アミノ酸」

アルギニン(Arginine)とは?血管拡張と活力を生む「条件付き必須アミノ酸」

はじめにアルギニン(Arginine / L-アルギニン)とは、人体を構成するアミノ酸の一種です。体内において一酸化窒素(NO)の生成を促して血管を拡張させる作用や、成長ホルモンの分泌を刺激する作用があり、エナジードリンクやトレーニング用サプリメントにも配合される「活力のアミノ酸」として知られています。 基本的には体内で合成可能ですが、大きなストレスや疲労、病気の際には不足しやすいため「条件付き必……

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唇のピリピリは「免疫力ゼロ」のサイン。ヘルペスの暴走を止める「リジン」の力と、体を守る回復スープ

唇のピリピリは「免疫力ゼロ」のサイン。ヘルペスの暴走を止める「リジン」の力と、体を守る回復スープ

「なんだか唇の周りがピリピリする…」「チクチクとした違和感がある」もし今、あなたやあなたの大切な人がこんなサインを出していたら、今日明日の予定はすべてキャンセルして、ひたすら眠る準備をしてください。それは単なる乾燥や肌荒れではありません。あなたの体が発している「強制終了(免疫力ゼロ)」のイエローカード、ヘルペスの前兆です。今回は、神経に潜むウイルスのメカニズムと、食事でウイルスの暴走を食い止める「レ……

好きな人に「尽くす」のは今日でやめなさい。脳のバグを利用して相手を沼らせる『ベンジャミン・フランクリン効果』と、悪魔的「お願い」技術

好きな人に「尽くす」のは今日でやめなさい。脳のバグを利用して相手を沼らせる『ベンジャミン・フランクリン効果』と、悪魔的「お願い」技術

もうすぐバレンタインデー。あなたは、高いチョコやプレゼントを用意して、どうやって渡そうか、どうやって喜ばせようかと、相手の顔色を伺っていませんか?「尽くせば愛される」残念ながら、脳科学の真実は残酷です。「尽くせば尽くすほど、あなたは『どうでもいい人(都合のいい人)』認定される」リスクがあります。モテる人は、チョコを渡すのではなく、チョコを「ねだる」人です。今回は、バレンタイン前夜に贈る、脳の……

認知的不協和とは?脳が「つじつま合わせ」をする心理メカニズムと解消行動

認知的不協和とは?脳が「つじつま合わせ」をする心理メカニズムと解消行動

はじめに認知的不協和(Cognitive Dissonance)とは、自分の中で「信念」と「行動」、あるいは「二つの矛盾する事実」が同時に存在した時に生じる、心理的な不快感やストレス状態のことです。1957年にアメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱されたこの理論は、人間がその不快感を解消するために、無意識に事実をねじ曲げたり、都合の良い解釈(合理化)を作り出したりするプロセスを説明し……

テオブロミンとは?カカオに含まれる「優しき覚醒物質」と血管拡張作用

テオブロミンとは?カカオに含まれる「優しき覚醒物質」と血管拡張作用

はじめにテオブロミン(Theobromine)とは、カカオ豆に豊富に含まれるアルカロイドの一種であり、チョコレートやココアの苦味成分の主成分です。化学構造がカフェインと非常に似ていますが、中枢神経への刺激は緩やかで、逆に自律神経を整える作用や、末梢血管を広げて血流を改善する働きを持ちます。 「神の食べ物(Theobroma)」というギリシャ語を語源に持つこの物質が、なぜ人間に「安らぎ」と「集中」をも……

チョコレートは「恋の媚薬」ではなく「脳の起動スイッチ」である。カカオ70%がもたらす『BDNF』の増大と、東洋医学的『苦味』の効能

チョコレートは「恋の媚薬」ではなく「脳の起動スイッチ」である。カカオ70%がもたらす『BDNF』の増大と、東洋医学的『苦味』の効能

街はハートマーク一色。デパートの催事場は甘い香りで満たされています。しかし、我々「とろLabo」読者が見るべきは、パッケージの可愛さではありません。裏面の成分表示、そして「カカオ含有量」の数字だけです。「チョコレートは太るお菓子」?いいえ、それは選び方が間違っているだけです。原料であるカカオ豆は、かつて「神様の食べ物(テオブロマ)」と呼ばれ、薬として扱われていました。バレンタインは、恋のイベ……

BDNFとは?記憶と学習を支える「脳の肥料」と神経新生のメカニズム

BDNFとは?記憶と学習を支える「脳の肥料」と神経新生のメカニズム

はじめにBDNF(Brain-Derived Neurotrophic Factor:脳由来神経栄養因子)とは、脳内で合成・分泌されるタンパク質の一種であり、神経細胞(ニューロン)の成長や維持を助ける重要な物質です。ハーバード大学の精神科医ジョン・レイティ博士によって「脳の肥料(Miracle-Gro for the brain)」と形容されたように、新しい神経細胞を生み出し(神経新生)、シナプス結……

フェニルエチルアミン(PEA)とは?恋の病を引き起こす「脳内の天然覚醒剤」

フェニルエチルアミン(PEA)とは?恋の病を引き起こす「脳内の天然覚醒剤」

はじめにフェニルエチルアミン(Phenylethylamine: PEA)とは、脳内で分泌される神経伝達物質(痕跡アミン)の一種で、化学構造が覚醒剤や幻覚剤に似ていることから「天然のアンフェタミン」とも呼ばれる物質です。恋愛初期の激しい高揚感、動悸、食欲不振などは、この物質が大量に放出されることで引き起こされます。 別名「恋愛ホルモン(Love Molecule)」として有名ですが、その強力な覚醒作……

【恋愛の脳科学】「恋は盲目」の正体は、脳内麻薬PEAだった。なぜ情熱は3年で冷めるのか?科学が教える「愛の賞味期限」

【恋愛の脳科学】「恋は盲目」の正体は、脳内麻薬PEAだった。なぜ情熱は3年で冷めるのか?科学が教える「愛の賞味期限」

🍫 はじめに:その「ドキドキ」は、運命ではなく「化学反応」であるもうすぐバレンタインデーですね。街はチョコレートとハートで溢れていますが、少し冷静になって考えてみましょう。なぜ私たちは恋に落ちると、食事が喉を通らなくなり、相手の欠点が見えなくなり、四六時中その人のことを考えてしまうのでしょうか?詩人はそれを「魔法」と呼びますが、脳科学者は「PEA(フェニルエチルアミン)」と呼びます。実は、恋……