とろLabo用語集category
「Yes, But」のゲームとは?解決を拒絶し、相手を打ち負かす交流分析の心理学
はじめに「Yes, But(はい、でも…)」のゲームとは、精神科医エリック・バーンが提唱した「交流分析(Transactional Analysis:TA)」において、最も代表的な心理ゲーム(無意識の対人関係パターン)の一つです。表面上は「問題の解決策を求めている」ように見せかけながら、裏面では相手の提案をことごとく論破し、最終的に相手を無力感に陥らせることを目的としたコミュニケーションです。 この……
リジン(Lysine)とは? 組織修復と抗ウイルス作用を担う必須アミノ酸
はじめにリジン(Lysine / L-リジン)とは、人体を構成するタンパク質の材料となるアミノ酸の一種であり、体内で合成することができない「必須アミノ酸」の一つです。生体内では、組織(コラーゲン)の修復やカルシウムの吸収促進、抗体やホルモンの生成など、生命維持のベースとなる重要な役割を担っています。 また、医療や栄養学の分野においては、アルギニンと拮抗することで単純ヘルペスウイルス(HSV)の増殖を……
アルギニン(Arginine)とは?血管拡張と活力を生む「条件付き必須アミノ酸」
はじめにアルギニン(Arginine / L-アルギニン)とは、人体を構成するアミノ酸の一種です。体内において一酸化窒素(NO)の生成を促して血管を拡張させる作用や、成長ホルモンの分泌を刺激する作用があり、エナジードリンクやトレーニング用サプリメントにも配合される「活力のアミノ酸」として知られています。 基本的には体内で合成可能ですが、大きなストレスや疲労、病気の際には不足しやすいため「条件付き必……
テオブロミンとは?カカオに含まれる「優しき覚醒物質」と血管拡張作用
はじめにテオブロミン(Theobromine)とは、カカオ豆に豊富に含まれるアルカロイドの一種であり、チョコレートやココアの苦味成分の主成分です。化学構造がカフェインと非常に似ていますが、中枢神経への刺激は緩やかで、逆に自律神経を整える作用や、末梢血管を広げて血流を改善する働きを持ちます。 「神の食べ物(Theobroma)」というギリシャ語を語源に持つこの物質が、なぜ人間に「安らぎ」と「集中」をも……
BDNFとは?記憶と学習を支える「脳の肥料」と神経新生のメカニズム
はじめにBDNF(Brain-Derived Neurotrophic Factor:脳由来神経栄養因子)とは、脳内で合成・分泌されるタンパク質の一種であり、神経細胞(ニューロン)の成長や維持を助ける重要な物質です。ハーバード大学の精神科医ジョン・レイティ博士によって「脳の肥料(Miracle-Gro for the brain)」と形容されたように、新しい神経細胞を生み出し(神経新生)、シナプス結……
フェニルエチルアミン(PEA)とは?恋の病を引き起こす「脳内の天然覚醒剤」
はじめにフェニルエチルアミン(Phenylethylamine: PEA)とは、脳内で分泌される神経伝達物質(痕跡アミン)の一種で、化学構造が覚醒剤や幻覚剤に似ていることから「天然のアンフェタミン」とも呼ばれる物質です。恋愛初期の激しい高揚感、動悸、食欲不振などは、この物質が大量に放出されることで引き起こされます。 別名「恋愛ホルモン(Love Molecule)」として有名ですが、その強力な覚醒作……




















