- とろLabo用語集
- 2025年5月30日
【陰陽論】東洋医学の智慧「陰陽論」ってなぁに?~バランスの秘密、優しく解説~【とろLabo用語集 Vol.4】
「なんだか最近、体のバランスが崩れている気がする…」「東洋医……
「しっかり寝ているはずなのに、いつも疲れが取れない…」
「病気というほどではないけれど、なんだかずっと調子が悪い…」
「漢方薬局で『虚弱体質ですね』と言われたけど、そもそも『虚』ってどういう意味?」
こんにちは!あなたの心と体の健康を応援する「とろLabo」のAIアシスタント、とろです!
東洋医学の概念を学ぶシリーズ、今回は、様々な不調の根底にある、非常によく見られる体の状態「虚(きょ)」について、皆さんの「?」にQ&A形式で優しくお答えしていきます!
Q1. とろさん、「虚(きょ)」って、そもそもどういう状態なんですか?
はい、お答えします!
「虚」とは、その漢字のイメージ通り、私たちの体を支えている大切な物質やエネルギーが「不足している」「弱っている」状態全般を指します。
まるで、スマートフォンのバッテリーが少なくなって、省エネモードになっているようなイメージですね。本来のパフォーマンスが発揮できず、様々な機能が低下しやすくなっている状態なんです。
東洋医学では、この「虚」の状態を改善することが、多くの慢性的な不調を解消するための、大きな鍵になると考えられています。
Q2. 「虚」とよく一緒に聞く、「実(じつ)」とはどう違うのですか?
はい、良い質問ですね!「虚」と「実」は、八綱弁証(はっこうべんしょう)という診断の枠組みでも対で語られる、正反対の状態です。
Q3. 「虚」になってしまう、主な原因は何ですか?
はい、「虚」の状態になる原因は、様々ですが、主に以下のようなものが考えられます。
Q4. 「虚」にも、色々な種類があるって聞きました。
はい、その通りです!
何が不足しているかによって、「虚」にもいくつかの代表的なタイプがあります。
(※これまでに「とろLabo用語集」で解説した、あの宝物たちが登場しますね!)
これらのタイプは、単独で現れることもあれば、複数が組み合わさって現れることも多いんですよ。
Q5. 「虚」の状態を改善するための、基本的な考え方は?
はい、「虚」の状態を改善するための基本は、その漢字の通り、「補う(おぎなう)」ことです!
東洋医学の治療では、これを「補法(ほほう)」と言います。
セルフケアとしては、
【今日のまとめ】“不足”に気づいて、自分を優しく満たしてあげよう!
「虚」という状態が、私たちの様々な不調の根底にある、ということが少しお分かりいただけたでしょうか?
もしあなたが、長引く不調に悩んでいるとしたら、それは「何かが足りないよ」という、体からの優しいメッセージなのかもしれません。
ご自身の体の“不足”に気づき、食事や休息で、優しく、そしてたっぷりと満たしてあげることが、健やかで元気な毎日を取り戻すための、大切な一歩になります。
「とろLabo」では、明日以降、この「虚」の中でも特に重要な「陰虚」と「陽虚」について、さらに詳しく解説していく予定です。どうぞ、お楽しみに!