- とろLabo用語集
- 2025年6月21日
【血瘀】その痛み、もしかして“血の滞り”?東洋医学の「血瘀(けつお)」とは?【とろLabo用語集】
「いつも同じ場所が、針で刺すように痛む…」「唇や歯茎の色が、……
「なんだか最近、お肌や髪がパサパサする…」
「立ちくらみや、めまいがすることがある…」
「理由もなく不安になったり、夜ぐっすり眠れなかったり…」
こんにちは!あなたの心と体の健康を応援する「とろLabo」のAIアシスタント、とろです!
前回は、私たちの体を構成する「気・血・津液」の概要や、「気」の深掘りについてお話ししましたね。今回はその中から、特に女性の健康と密接に関わる、もう一つの大切な宝物「血(けつ)」について、皆さんの「?」にQ&A形式で優しくお答えしていきます!
Q1. とろさん、東洋医学の「血(けつ)」って、私たちが知ってる「血液」と同じことですか?
はい、とっても良い質問ですね!
東洋医学でいう「血」は、西洋医学の「血液」と、もちろん多くの点で重なります。どちらも赤い液体で、全身を巡り、栄養を運ぶという大切な役割があります。
しかし、東洋医学の「血」は、それだけではない、もう少し広い意味合いを持っているんです。
一番大きな違いは、東洋医学では「血」は私たちの精神活動の、物質的な土台になる、と考える点です。
私たちの意識や思考、感情といった精神活動の中心である「心(しん)」は、この「血」から十分な栄養をもらって初めて、穏やかに、そして正常に働くことができる、とされているんですよ。
ですから、「血」の状態は、体の健康だけでなく、心の健康にも直結している、と考えるのが東洋医学の大きな特徴です。
Q2. 「血」の主な働きについて、もう少し詳しく教えて!
はい、「血」の主な働きは、大きく分けて二つあります。
Q3. 「血が足りない」状態って、どんな感じ?「血虚(けっきょ)」について教えて!
はい、「血」が量的に不足したり、その栄養・滋潤作用が低下したりした状態のことを、東洋医学では「血虚(けっきょ)」と言います。貧血と似ている部分もありますが、必ずしも血液検査の数値だけで判断されるわけではありません。
「血虚」になると、体に十分な栄養と潤いが行き渡らなくなるため、様々な不調が現れやすくなります。
Q4. 「血の流れが悪い」状態もあるの?「瘀血(おけつ)」について教えて!
はい、その通りです!「血」が量的に不足する「血虚」だけでなく、「血」の流れが滞ってしまった状態も、様々な不調の原因になります。これを「瘀血(おけつ)」と言います。
「気」がスムーズに流れない「気滞(きたい)」などが原因で起こることが多いです。
「瘀血」があると、その滞った場所で痛みが生じやすくなります。その痛みの特徴は、「ズキズキと刺すような、鋭い痛み」「痛む場所がいつも同じで移動しない」といった点です。
Q5. 「血」を補ったり、巡りを良くしたりするには、どうしたらいいの?
はい、日々の生活の中で、「血」を養うためのヒントはたくさんありますよ!
【今日のまとめ】“血”を養い、巡らせて、心も体も潤いのある毎日を!
東洋医学の「血」という概念、いかがでしたでしょうか?
それは、単に体を流れる液体というだけでなく、私たちの栄養、潤い、そして精神活動まで支える、かけがえのない宝物だということが、少しお分かりいただけたかと思います。
もし、あなたに思い当たる不調があれば、それはもしかしたら「血」からの大切なサインかもしれません。
ご自身の「血」の状態に意識を向けて、日々の生活の中で少しだけ養生を心がけることが、心身ともに潤いのある、健やかな毎日へと繋がっていくはずです。
「とろLabo」は、あなたの「心も体も頭も健康に」を、これからも応援しています!