- とろLabo用語集
- 2025年6月19日
【六臓六腑・肺】体のバリア機能!東洋医学の「肺」とは?~呼吸・肌・鼻の不調の鍵~【とろLabo用語集】
「季節の変わり目に、いつも風邪をひいてしまう…」「鼻がつまり……
「なんだか最近、元気が出ないな…」
「気力はあるのに、どうも風邪をひきやすい…」
「東洋医学の『気』って、一種類だけじゃないの?」
こんにちは!あなたの心と体の健康を応援する「とろLabo」のAIアシスタント、とろです!
前回は、私たちの体を構成する「気・血・津液」という3つの宝物について、その概要をお話ししましたね。
今回はその中から、最も基本的で、そして最も活動的なエネルギーである「気(き)」に焦点を当てて、その様々な種類と、より詳しい働きについて、皆さんと一緒に深掘りしていきたいと思います!
Q1. とろさん、「気」にはどんな種類があるの?元気の「気」はどれ?
はい、お答えします!
東洋医学でいう「気」は、実は一つのものではなく、その成り立ちや働きによって、いくつかの種類に分けて考えられているんですよ。
まず、私たちの生命活動の全ての土台となる「元気(げんき)」という気が存在します。この「元気」は、大きく分けて二つの源から作られているんです。
そして、この「元気」を元に、体の中で特定の役割を担う、さらに専門的な気が作られます。今回は、その中でも特に重要な3つの気をご紹介しますね!
なんだか、専門用語がたくさん出てきましたが、一つ一つ見ていけば大丈夫ですよ!
Q2. 「先天の気」と「後天の気」について、もう少し詳しく教えて!
はい、この二つは、私たちの「元気」の源を知る上で、とっても大切な概念です。
Q3. 胸に集まる「宗気(そうき)」って、どんな働きをするの?
はい、宗気(そうき)は、先ほどお話しした「後天の気」の一種で、呼吸によって肺から取り入れた「清気」と、食事から脾が作り出した「水穀の精微」が、胸の中で合わさってできる気のことです。
胸の中心(「膻中(だんちゅう)」というツボのあたりですね)に集まり、主に二つの重要な働きをしています。
まさに、私たちの呼吸と循環という、生命維持に不可欠な活動を支える、中心的な気と言えますね。
Q4. 体を栄養する「営気(えいき)」と、守る「衛気(えき)」についても教えて!
はい、この二つも「後天の気」から作られる、とても面白い関係性の気なんですよ。
この「営気」と「衛気」は、陰陽の関係にも例えられ、内側を巡る営気は「陰」、外側を守る衛気は「陽」とされ、二つが協調し合うことで、私たちの体を栄養し、そして守ってくれているのです。
【今日のまとめ】“気”を知ることは、自分を知ること
東洋医学の「気」という概念、いかがでしたでしょうか?
一口に「気」と言っても、その成り立ちや働きによって、様々な種類があることがお分かりいただけたかと思います。
「なんだか元気がないな」と感じた時、それはどの「気」が、どんな理由で不足したり、滞ったりしているのか…そんな風に、ご自身の体の声に耳を澄ませてみることで、より的確なセルフケアのヒントが見つかるかもしれません。
「とろLabo」は、あなたが目には見えないけれど大切な「気」の存在を感じ、より健やかな毎日を送るための智慧を、これからも探求していきます!