- 健康・ライフハック
- 2025年12月17日
【心理学】「飲み会がしんどい」は性格じゃない、脳の仕様です。内向型のための「社会的バッテリー」防衛術
12月中旬、忘年会シーズン真っ只中。「行きたくないな…」「す……

世に溢れる数多の性格診断。しかし、その多くがエンターテイメントの域を出ない中、現代の心理学において「最も科学的に信頼性が高い」とされる、不動の王者が存在します。
それが「ビッグファイブ理論」です。
これは、あなたという複雑な人間を理解し、他者との関係をより良くするための、非常に強力な「地図」となります。
今回は、あなたの性格を形作る「5つの基本要素」とは何か、そして、それがあなたの「脳のクセ」とどう繋がっているのかを探ります。
ビッグファイブ理論とは、「人間の性格は、大きく分けて5つの因子の組み合わせで、その大部分を説明できる」という考え方です。
この5つの因子は、文化や人種を問わず、共通して見られることが数多くの研究で示されています。それは、あなたの行動や思考のベースとなる、いわば性格の「OS(オペレーティング・システム)」のようなもの、とイメージしてください。
5つの因子の頭文字をとり、「OCEAN(オーシャン)」という覚え方をされることもあります。
ビッグファイブは、白か黒かで判断するものではありません。各要素に、ほとんどの人が当てはまる「平均的なゾーン」があり、そこからどちらかの方向に大きく振れている場合に「高い」あるいは「低い」と表現します。平均的であることは、バランスが取れているとも言え、決して悪いことではありません。
新しいアイデアや、未知の体験に対する好奇心の強さを示します。
真面目さ、責任感の強さ、そして自己コントロール能力を示します。
人との交流や、外部からの刺激によって、どれだけエネルギーを得られるかを示します。
他者への思いやりや、協力的な態度を示します。
不安、ストレス、怒りといった、ネガティブな感情の経験しやすさを示します。
この性格の「OS」は、私たちの脳のどんな「クセ」から生まれるのでしょうか。会社の「ガードマン」に例えて解説しましょう。
通常、脳が健康な状態では、重要な仕事(外部の刺激)が入ると、ガードマン(SN)は、休憩室(DMN)にいる社員に「仕事に戻れ!」と指示し、デスク(CEN)に向かわせます。これが「SNがDMNを抑制する」という脳の正常な働きです。
しかし、この働き方のクセが、性格に影響します。
例えば、「誠実性」が高い人は、この「仕事に戻れ!」という指令系統が非常にスムーズで、集中ネットワーク(CEN)が活発に働きやすい脳のクセを持っている、と考えられます。
一方、「神経症的傾向」が高い人は、ガードマン(SN)が非常に心配性です。社内の些細な物音(ネガティブな思考)にも過剰反応し、「大変だ!休憩室に集まって反省会だ!」と、社員を無理やり内省ネットワーク(DMN)に引きずり込み、ネガティブな思考を繰り返させてしまうのです。
ビッグファイブは、あなたを「こういう人間だ」と決めつけるためのレッテルではありません。
あなたという、複雑で、魅力的な存在を、客観的に理解し、より良い人生を航海していくための「地図」です。
ビッグファイブは、5つの要素の組み合わせで個性を理解します。例えば…
まずは、自分の「OS(気候)」を知ること。
そして、4部作の第二部では、この地図を使って、あなたの日々の「心の天気(4タイプ診断)」が、どう作られていくのかを、さらに深く探求していきます。お楽しみに!