- 健康・ライフハック
- 2026年1月4日
「やる気が出ない」のは太陽不足?脳科学と東洋医学が教える『冬季うつ』の正体と、冷えた「志(意志力)」を温める技術
1月中旬。お正月休みも終わり、連休も明け、いよいよ現実(仕事……

12月も半ば。街のイルミネーションを見て、ふとこんな風に感じることはありませんか?

「なんだか無性に寂しい」
「将来が不安でたまらなくなる」
「何もやる気が起きない…」
「私のメンタルが弱いのかな?」と自分を責める必要はありません。
その不安、あなたの性格のせいではなく、脳と体の「誤作動」かもしれません。
もうすぐ一年で最も夜が長い「冬至(とうじ)」。
今回は、脳科学と東洋医学、そして西洋医学的な視点をクロスオーバーさせ、「寒さ」と「孤独」の意外な関係を解き明かします。
まず、なぜ冬になると寂しくなるのか?
脳科学には、驚くべき事実があります。

私たちの脳にある「島皮質(とうひしつ)」という部位。
ここは、「物理的な温度(寒い)」という感覚と、「社会的な感情(信頼・裏切り・孤独)」という感情を、なんと同じ場所で処理しています。
つまり、脳にとって「体が寒い」ことと「心が孤独だ」ということは、情報として非常に似ているのです。
体が冷え切っている時、脳はそれを「私は今、孤独だ」と勘違いして、不安感を生み出してしまうことがあります。
逆に言えば、「物理的に体を温める」だけで、脳の孤独感は軽減できるという研究結果も多数存在します。メンタルケアの第一歩は、まず「厚着」からなのです。
次に、東洋医学の視点で見てみましょう。
冬は五臓の「腎(じん)」に負担がかかる季節とされています。

「腎」とは、単に尿を作る場所ではありません。
成長、発育、生殖、老化、そして「生命エネルギーの貯蔵」を司る、いわば「人体のバッテリー」です。
ここで少し視点を変えてみましょう。
「寒さが腎(エネルギー)を消耗させる」という東洋医学の考え方は、西洋医学のメカニズムで解釈すると、非常に辻褄が合います。

鍵を握るのは、「副腎(ふくじん)」と「ミトコンドリア」です。
「寒さに対抗するために、体のシステムが過剰に働く」。
これが、東洋医学で言う「冬は腎(生命力)がすり減る」という現象の、科学的な正体なのかもしれません。
減ってしまったバッテリーは、充電すればいいのです。
冬至に向けて、「腎」を補い、脳の孤独感を溶かすアクションをご紹介します。

東洋医学では「黒」は腎を養う色。黒ごま、黒豆、ひじき、海苔、黒きくらげなどを意識的に摂りましょう。
❓【Q】黒ければ何でもいいの?(コーヒーは?)
判定基準は、「天然の濃い色素(ポリフェノール・アントシアニン)」かどうかです。
腎のツボは腰にあります。
おへそのちょうど裏側あたりにある「命門(めいもん)」や「腎癒(じんゆ)」というツボにカイロを貼ってください。ここを温めると、全身に温かい血が巡り、副腎エリアの血流もサポートできます。
腎は「塩味(天然のミネラル)」と相性が良いとされます。
お風呂にひとつまみの天然塩(粗塩)を入れて入浴してみてください。保温効果が高まり、体の芯まで温まります。
「寂しい」と感じたら、それは心が弱いのではなく、単に「体が冷えて、エネルギー(腎)が減っている」という脳からのサインです。

今年の冬至(12月22日)は、柚子湯に入ったり、カボチャを食べたりする昔ながらの習慣を大切にしてみませんか?
温かい部屋で黒豆茶を飲み、腰を温める。
それだけで、脳は「私は守られている」と安心し、不安は雪のように溶けていくはずです。