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心理学 , 脳科学 2025年8月1日

【100記事記念】自分を責めてしまうあなたへ。科学が教える「自己肯定感」の育て方

はじめまして。あるいは、いつも、ありがとうございます。とろLaboの、記念すべき100本目の記事へようこそ。 私たちはこれまで99本の記事を通して、コミュニケーションの技術、脳の不思議、心のクセ、体の整え方など、様々な「知恵」を探求してきました。 しかし、どんなテクニックを学んでも、どんな知識を身につけても、もし、あなたが心の奥底で、自分自身のことを「ダメな人間だ」と責め続けているとしたら、その知恵は、決して本当の力にはなりません。 すべての土台の土台、根っこの根っこにあるもの。それこそが「自己肯定感」です。 100本目の記事となる今回は、とろLaboが最も伝えたかった……

心理学 , 脳科学 2025年7月31日

【脳科学】「ありがとう」は最強の脳トレ。感謝が自己肯定感と幸福度を高める科学的メカニズム

もし、一日一回「ありがとう」と口に出すだけで、あなたの脳が物理的に変化し、ストレスが減り、自己肯定感が高まっていくとしたら…? それは、スピリチュアルな話ではありません。近年の脳科学研究で、「感謝」という感情が、私たちの脳機能や幸福度に、極めて強力な影響を与えることが次々と明らかになっているのです。 100本目の記事を目前にした今回、すべての土台となる「自己肯定感」を育むための、最もシンプルで、最も強力な脳のトレーニング…「感謝」の科学に迫ります。 「ありがとう」と言う時、あなたの脳で起きていること 感謝の気持ちを感じたり、それを言葉にして伝えたりする時、私たち……

心理学 2025年7月31日

なぜ、あなたの“自分らしさ”は、誰にも響かないのか?一生「何者にもなれない人」の残酷な共通点

「自分らしく生きなさい」「本当の自分を見つけよう」 自己啓発書やSNSで、キラキラと輝いて見えるこれらの言葉。しかし、その言葉が、あなたを「自分らしくいなければならない」「本当の自分を見つけなければならない」という、見えない呪いにかけているとしたら…? 今回は、「自分探し」という、終わりなき旅に疲弊してしまったあなたを、その苦しみから解放するための、少し過激で、しかし非常に優しい処方箋です。 なぜ苦しい?:「本当の自分」という幻想 そもそも、「本当の自分」とは何でしょうか。多くの人が、どこかに「まだ見ぬ、完璧で、揺るぎない、核心的な自分」が存在し、それを見つけさ……

【心のタイプ別ケア】そのイライラ、肝の疲れかも?感情と内臓の“声”を聞くためのセルフケア

理由もないのにイライラする。ふとしたことで、深く落ち込んでしまう。考えすぎて、なかなか眠れない…。 そんな厄介な「感情」の波に、私たちは日々、翻弄されています。もし、その感情が、単なる「心のクセ」ではなく、あなたの「内臓」から送られてくる、体からのメッセージだったとしたら? 今回は、心と体は一つと考える「心身一如(しんしんいちにょ)」という東洋医学の知恵を元に、あなたの感情の傾向から、体の状態をセルフチェックし、優しく労るための具体的な方法をご紹介します。 なぜ、感情と内臓が繋がっているのか? 東洋医学では、私たちの心身の働きを、「肝(かん)」「心(しん)」「脾……

脳科学 2025年7月30日

【退屈の脳科学】なぜ「退屈」は、あなたの脳を育てるスーパーパワーなのか?“何もしない時間”の驚くべき科学

信号待ちの30秒、電車の待ち時間、レジの行列…。そんな、わずかな「隙間時間」に、私たちは無意識にスマートフォンを手に取っていないでしょうか。 常に情報に接続し、刺激を求め続ける現代社会。私たちは、いつの間にか「退屈」を、まるで悪であるかのように恐れ、必死にそれを埋めようとしています。 しかし、もしその「退屈な時間」こそが、あなたの脳を育て、創造性を爆発させるための、最高のトレーニングジムだったとしたら…?今回は、誰もが避けたがる「退屈」が持つ、驚くべきスーパーパワーの正体に、脳科学の視点から迫ります。 なぜ、私たちは「退屈」が怖いのか? 私たちの脳、特に報酬系は……

「どうせ自分なんて…」やる気が出ないのは、劣等感が原因かも?心を守る無気力の正体と、優しい回復ステップ

仕事は真面目にこなす。でも、そこに情熱はなく、どこか面倒くさそう。口癖のように「何もしたくない」とつぶやく…。 あなたの周りに、そんな「やる気のない人」はいませんか?あるいは、あなた自身が、そんな無気力な自分に悩んではいませんか? その「やる気のなさ」の正体は、単なる怠惰ではなく、過去の経験から作られた「劣等感」から、自分を守るための、痛々しい心の鎧なのかもしれません。今回は、その無気力のメカニズムと、心に優しい回復のステップを、科学的な視点から探っていきましょう。 【原因分析】なぜ劣等感が「やる気のなさ」という鎧を身につけるのか 心理学者アドラーは、「劣等感は……

【カフェインと脳科学】カフェインは学習の“ドーピング”か?脳を覚醒させる光と、記憶を破壊する闇

試験勉強や、大事な仕事の前の、コーヒーやエナジードリンク。その一杯が、あなたの努力をブーストさせる「良薬」になるか、それとも、すべてを無に帰す「毒」になるかの分かれ道だったとしたら…? 多くの人が「眠気覚まし」として頼りにするカフェイン。しかし、その力を正しく理解せずに使っていると、かえってあなたの記憶力や集中力を、静かに破壊しているかもしれません。 今回は、カフェインという身近な“ドーピング”が持つ、脳を覚醒させる「光」と、記憶を破壊する「闇」の両面に迫ります。 【光の側面】カフェインが脳の「集中力スイッチ」を入れるメカニズム まず、カフェインが「効く」と感じ……

【科学的筋トレ】たった3分を“神の3分”に変える。トレーニング効果を最大化する5つの科学的原則

「3分間の宅トレ」、続けていますか?短い時間でも、継続すれば必ず体は変わります。しかし、どうせやるなら、その3分間の効果を120%引き出したくはありませんか? 同じ3分でも、ただ何となくこなす3分と、科学的原則に基づいて行う3分とでは、その効果に天と地ほどの差が生まれます。 今回は、あなたの貴重な3分間を、心と体、そして脳を最大効率で鍛え上げる“神の3-分”に変えるための、5つの科学的原則をご紹介します。 原則1:【準備の原則】「マインドマッスルコネクション」で脳を起動せよ トレーニング効果は、始める前から決まっています。 カフェイン(任意): 前回の記……

脳科学 2025年7月29日

【会話の科学】「話の輪に入れない…」を解決。パーティーや会議で、自然に会話に参加するための3ステップ【参加者編】

会議室の隅で、ただ頷くだけ。パーティー会場の壁際で、スマホをいじるふり…。 すでに盛り上がっている会話の輪を前に、「どのタイミングで、何を話せばいいか分からない」と、透明人間になってしまった経験はありませんか? 「話の輪に入れない」という悩みは、決してあなたの性格だけの問題ではありません。それは、脳の自己防衛本能と、適切な「手順」を知らないことが原因です。 今回は、そんなあなたのための、科学に基づいた「会話に参加する」ための、ごく簡単な3つのステップをご紹介します。 なぜ、私たちは「話の輪」に入るのが怖いのか? まず、なぜ私たちは会話への参加をためらうので……

脳科学 2025年7月29日

【会話の科学】会議や飲み会で「置物」を作らない。複数人の会話を活性化する3つの神技【ファシリテーター編】

3人以上の集まりになると、なぜか決まった人だけが話し、他の人はただ頷くだけの「置物」になってしまう…。 会議、飲み会、グループディスカッション。そんな「もったいない」状況に、歯がゆい思いをしたことはありませんか? 面白い話をする人が、必ずしも会話の中心にいるべきではありません。本当に価値があるのは、その場にいる全員の意見やアイデアを引き出し、会話を活性化させる「ファシリテーター」の役割です。 今回は、あなたがその場の「司令塔」となり、全員が気持ちよく話せる空間を作り出すための、3つの具体的なテクニックをご紹介します。 ファシリテーターの最重要任務:「心理的安全性……