- 健康・ライフハック
- 2025年12月29日
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あけましておめでとうございます……と言いたいところですが、正……

こんにちは!「とろLabo」のとろです。
私たちは日々のコミュニケーションの中で、時に「あれ?」と首を傾げたくなるような言葉に出会うことがあります。褒められているようで、どこかチクリと棘を感じる…。そんな経験はありませんか?
もしかしたら、それは「バックハンドコンプリメント」かもしれません。
一見すると褒め言葉のようで、実は相手を巧妙にけなしたり、不快な気持ちにさせたりするこの表現。気づかないうちに言ってしまっていたり、言われてモヤモヤしたりすることも少なくありません。
今回の記事では、この厄介なバックハンドコンプリメントについて、その意味や具体例、言ってしまう人の心理、そして言われた時の上手な対処法などを、東洋医学、脳科学、心理学の視点も少し交えながら、分かりやすく解説していきます。
この記事を読めば、あなたもバックハンドコンプリメントの罠から抜け出し、より健全で心地よいコミュニケーションを築くヒントが見つかるはずです。言葉の持つ力を一緒に考えていきましょう!
定義
バックハンドコンプリメント(backhanded compliment)とは、褒め言葉と見せかけた批判や皮肉を指します。相手を直接的に非難するのではなく、一見ポジティブな言葉のオブラートに包んで、巧妙にネガティブなメッセージを伝えるコミュニケーション手法です。

例えば、
いかがでしょうか? 言われた側は、褒められたのかけなされたのか分からず、なんとも言えない複雑な気持ちになることが多いでしょう。
では、なぜ人はこのような回りくどい言い方で、相手を不快にさせる可能性のある言葉を発してしまうのでしょうか。そこには、いくつかの心理的な要因が隠されています。

優越感や自己肯定感の充足:
相手を間接的に下げることで、相対的に自分の優位性を示し、自己肯定感を得ようとする心理です。直接的な批判は角が立つため、褒め言葉という形でカモフラージュします。脳科学的に見ても、他者より優位に立つことは生存本能に根差した快感と結びつくことがあります。
嫉妬や羨望の裏返し:
相手の才能や成功、持ち物などに対して嫉妬心を抱いているものの、それを素直に認めたくない、あるいは直接的な攻撃は避けたいという気持ちから、このような歪んだ表現になることがあります。
マウンティング行動の一種:
相手よりも自分の方が立場が上であると誇示したい、あるいは相手をコントロールしたいという欲求の表れである場合もあります。
コミュニケーション能力の未熟さ:
素直に褒めることが苦手だったり、ユーモアのつもりで言ったことが裏目に出たりするなど、コミュニケーションスキルが未熟なために、結果としてバックハンドコンプリメントになってしまうケースです。この場合、本人に悪気がないこともあります。
受動的攻撃性(Passive Aggression):
怒りや不満を直接的に表現するのではなく、間接的、消極的な形で表す「受動的攻撃性」の一環として現れることもあります。東洋医学的に見ると、感情の滞りは「気」の流れを悪くし、心身の不調にも繋がると考えられます。抑圧された感情が、このような形で歪んで表現されるのかもしれません。
実際にバックハンドコンプリメントを言われてしまったら、どのように対処するのが賢明でしょうか。相手や状況によって対応は変わりますが、ここではいくつかの対処法をご紹介します。

聞き流す・スルーする
相手にするだけ時間の無駄、あるいは相手に悪気がないと感じられる場合は、深く受け止めずに聞き流すのが最も簡単な対処法です。「そうかな?ありがとう」と軽く受け流し、話題を変えてしまいましょう。心理学的には、相手の土俵に乗らないことで、精神的なダメージを最小限に抑えることができます。
ポジティブな部分だけ受け取る
「あなたにしてはよくできたね」と言われたら、「よくできたって言ってもらえて嬉しいです!」と、褒められた部分だけを都合よく解釈して受け取る方法です。相手の皮肉を無効化し、ポジティブな空気で返すことで、相手がそれ以上攻撃しにくくなる効果も期待できます。
真意を直接的に確認する(上級者向け)
「それって、どういう意味ですか?」と、相手の言葉の真意をストレートに尋ねる方法です。相手が意図的に皮肉を言っている場合、しどろもどろになったり、ごまかそうとしたりするかもしれません。ただし、相手との関係性や状況によっては、さらなる対立を生む可能性もあるため、慎重な判断が必要です。
ユーモアで返す
「意外と似合ってるって言われると、普段どれだけ期待されてないか分かって面白いですね!」など、あえてユーモラスに切り返すことで、場の雰囲気を和らげつつ、相手にチクリと釘を刺すことができます。高度なコミュニケーションスキルが求められますが、うまくいくと相手も自分の発言の意図に気づくきっかけになるかもしれません。
境界線を引く(毅然とした態度で伝える)
繰り返しバックハンドコンプリメントを言ってくる相手や、明らかに悪意を感じる場合は、「そういう言い方はあまり好きではないな」「褒めてくれているのかもしれないけど、少し引っかかる言い方だね」と、自分の感じたことを正直に、しかし冷静に伝えることも大切です。これは、健全な人間関係を築くための「境界線(バウンダリー)」を引く行為です。
大切なのは、相手の言葉に振り回されず、自分の心の平穏を保つことです。東洋医学では「心身一如」と言い、心の状態が体に影響すると考えます。ストレスを溜め込まないように、自分に合った対処法を見つけていきましょう。
自分が無意識のうちにバックハンドコンプリメントを言ってしまうことを避けるためには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。

相手を尊重する気持ちを持つ
コミュニケーションの基本は、相手への敬意です。相手の立場や気持ちを想像し、尊重する心があれば、自然と使う言葉も変わってきます。
素直に褒めることを意識する
何かを褒めたい時は、余計な一言を付け加えずに、ストレートに褒めることを心がけましょう。「すごいね!」「素敵だね!」というシンプルな言葉の方が、相手には気持ちよく伝わります。
自分の感情と向き合う
もし誰かに対して嫉妬や優越感といったネガティブな感情を抱いていることに気づいたら、なぜそう感じるのか、自分の心と向き合ってみましょう。感情を客観視することで、不適切な形で表現してしまうことを防げます。脳科学的にも、自分の感情をメタ認知(客観的に認知)することは、感情コントロールに繋がるとされています。
言葉の持つ影響力を考える
一度口から出た言葉は取り消せません。自分の言葉が相手にどのような影響を与える可能性があるのか、一呼吸置いて考える習慣をつけましょう。
今回は、褒め言葉と見せかけた批判「バックハンドコンプリメント」について、その意味や心理、対処法、そして言わないための心がけをお伝えしました。

言葉は、人を勇気づけることもあれば、深く傷つけることもあります。特にバックハンドコンプリメントのような、意図が分かりにくい言葉は、人間関係にじわじわとネガティブな影響を与えかねません。
「とろLabo」は、皆さまが日々をより穏やかに、そして前向きに過ごせるようなヒントをお届けすることを目指しています。コミュニケーションは、そのための大切な鍵の一つ。この記事が、皆さんの豊かな人間関係づくりに少しでもお役に立てれば幸いです。