- 心理学
- 2025年5月16日
【バックハンドコンプリメント】あなたの評価を下げているかも?職場や友人に潜む「バックハンドコンプリメント」の見抜き方と対処術
こんにちは!「とろLabo」のとろです。 私たちは日々……
「もっと自分を好きになろう」
「自分に自信を持とう」
そう思えば思うほど、心の中にいるもう一人の自分が「でも、お前はここがダメじゃないか」と、ささやきかけてくる…。
そんな、終わらない自己批判のループに、苦しんでいませんか?
もし、そのループから抜け出す鍵が、「自分を無理に肯定する」ことではなく、まず「どんな自分も、ただ、受け入れる」ことにあるとしたら。
100本目の記事『自己肯定感の科学』を読んだあなたが、次の一歩として踏み出すべき、最も重要で、最も優しい心の技術、「自己受容」について、科学的な視点から解説します。
自己肯定感と自己受容は、似て非なるものです。
凍てついた固い地面に、いきなり美しい花(自己肯定)の種を蒔いても、芽は出ません。
まず必要なのは、その固い地面を、日光や温かい雨で、優しく溶かしてあげる作業です。その作業こそが、「自己受容」なのです。
自分に厳しくしてしまうのは、あなたの性格が悪いからではありません。それは、脳に組み込まれた、ある種の「バグ」のようなものです。
私たちの脳の警報装置である扁桃体は、他者からの批判だけでなく、「理想の自分」と「現実の自分」とのギャップも「脅威」として検知します。そして警報を鳴らし、あなたに「改善しろ!」と命令します。これが、自己批判の声の正体です。
本来は自分を成長させるための機能が、過剰に働き、あなたを苦しめているのです。
では、どうすれば自分を優しく受け入れられるようになるのか。具体的な3つのステップをご紹介します。
自分の内なる批判的な声(インナークリティック)が聞こえてきたら、それと一体化するのをやめます。
「私はダメだ」ではなく、「今、私は、『自分はダメだ』という思考を持っているな」と、一歩引いて、客観的に観察するのです。
自分と思考を切り離す。これが、ループを断ち切る最初のスイッチです。
失敗や欠点は、あなただけの専売特許ではありません。それは、地球上の誰もが経験する、ごく当たり前の「人間であることの証」です。
「完璧でなくても、いい」「間違うことは、人間の標準装備だ」と、完璧ではない自分であることを、自分自身に許可してあげましょう。
この「ゆるし」が、あなたを孤独感から解放します。
もし、あなたの大切な親友が、あなたと全く同じことで落ち込んでいたら、どんな言葉をかけ、どんな態度で接しますか?
「そんなことでクヨクヨするな!」と叱咤しますか?おそらく、しないはずです。
「辛かったね」「よく頑張ったよ」と、温かい言葉をかけるでしょう。
その優しさを、そっくりそのまま、自分自身に向けてあげるのです。心の中で声をかける、温かいお茶を淹れる、好きな音楽を聴く。どんな形でも構いません。
あなたの周りに、自己批判で苦しんでいる大切な人がいたら。
「自分を受け入れなよ!」とアドバイスするのは逆効果です。相手が安心して、自分自身を受け入れられる「安全な場所」を、あなたが作ってあげましょう。
自己受容とは、成長を諦めることではありません。
むしろ、どんな自分であっても、まずはその自分を「チームメイト」として受け入れる、最強の自己成長の土台作りです。
凍った地面を、ゆっくり、優しく溶かすように。
まずは今日、何かで落ち込んだ時に、「そんな自分も、まあ、いっか」と、小さくつぶやいてみることから、始めてみませんか。