メロスはなぜ走らなかったのか?
今から7年ほど前、メロスが走っていなかったことが発覚した事件を覚えていますか?当時中学生の村田くんの研究により明らかになった驚きの事実です。
このことについて、自分なりになぜ、そんなことになっていたのか考えてみました。
ちなみに、メロスがなぜ走らなければならなかったかというと、人質がいたからです。死刑が決まっていたメロスが、妹の結婚式に出るために、親友に身代わりになってもらい、結婚式に参加し、速やかに戻ってこないと親友が死刑になってしまうことになっていたので、走らなければならなかったんですね。
そんなことも踏まえて、考察していきます。
ここでは、10時間で39キロを移動したとされる復路についてのみ考えていきます。
1 二日酔い説
結構ささやかれていたのが、これではないでしょうか。
結婚式でお酒を飲みすぎて、二日酔いだったため、走れなかった。というわけです。
研究の結果、早歩き程度(時速3.9キロ)の速度だったようなので、二日酔いの中、早歩きで10時間は頑張った方じゃないかと思います。
2 迷ってしまった説
太宰治が作品の中で書いていなかった部分があったとしたらどうでしょうか。めちゃくちゃ迷ってしまって、本来39キロのはずの道のりが倍になってしまったとすればどうでしょう。だとしたら、時速8キロくらいで移動することになるので、ジョギングくらいのスピードになるでしょうか。
迷って立ち止まることもあったと考えると、もう少し走行速度は上がったものと思われます。
3 トンでもなく持久力がなかった説
100メートルを全力で走ると、体力が回復するまでしばらくぐったりします。この時、歩行速度もかなり落ちるので、このシステムを利用すれば、もしかしたら39キロ移動するのに10時間かかってしまうかもしれません。
仮に、100メートルを13秒で走ったとして、その後5分は時速2キロで移動し、また100メートルを13秒で走り...
というのを繰り返すとします。
時速2キロで5分=165メートル + 13秒で100メートル
なので、5分13秒で265メートル、1時間でおよそ3キロなので、これでは間に合いません。
間に合わせるためには、時速2キロで移動する時間を2、3分程度にする必要があります。これをひたすら続けるのはかなりきつい気がしますね。もしこれならメロスはよく頑張ったと言えます。
4 途中、寝ていた説
前日の疲れが残っており、8時間ほど寝てしまった場合、2時間で39キロなので、これは完全にランナーです。道中なんやかんやあれこれあったことも考えれば、ソードマスター大和なみの快挙ですね。
5 道が絶望的に悪かった説
今と違って道が整備されていなかったとすれば、どうでしょうか。登山とかだと、1キロを1時間かけて進むこともありますから、そう考えるとなんかよくわからんけど、すごくメロスは頑張ったんじゃないかなと思います。
6 死刑について、立ち止まって考えた説
とはいえ、死刑ですから、立ち止まって考えた可能性もあります。逃げるチャンスですからね。頑張って急いで帰っても、待っているのは死刑なわけですから、やってられないですよね。だとすれば、葛藤しながらも、約束を守ろうとしたメロスは素晴らしいですね。
まとめ
何かまとまりがありませんが、なんとなく6番の説が有力なのかなと思いました。
約束を選ぶか、自分の命を選ぶか、葛藤しているメロスに対して、「走れ」と行っているわけですから、約束を守らせようとしたんでしょうね。
そうですよね。命をかけてくれる親友を裏切れないですよね。というか、そもそも、そこまでしてくれる親友がいるというのがすごいし、それでも葛藤して、といった構図になってるんですかね。なんだか人間味溢れてますね。
まあ、とりあえず、そういった親友を作れるよう、精進したいものですね。
参考
私がこの記事を書いたよ!
テリー
いつも自由にやらせてもらってますが、最近、健康のことにも気を使わないとなと思い、ブログを書きながら、自分自身も健康に対する意識を高めてみようかなと考えています。あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の国家資格を持っているので、体のことや健康のことにはそれなりに詳しいです。 なぞなぞと手品が大好きです。
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