- とろLabo用語集
- 2025年7月21日
【リフレーミング】見方を変えれば、世界が変わる!魔法の思考法「リフレーミング」とは?【とろLabo用語集】
「自分は優柔不斷で、ダメだなあ…」「また仕事で失敗してしまっ……

「やらなきゃいけない」と分かっているのに、ついYouTubeを見てしまう。
気づけば夕方になり、「自分はなんて意志が弱いんだ…」と激しく落ち込む。

あなたも、こんな「先延ばし(Procrastination)」の無限ループにハマったことはありませんか?
安心してください。これはあなたの性格が怠惰だからではありません。
近年の心理学研究により、先延ばしは「時間管理の問題」ではなく、脳の「感情調整のエラー」であることが判明しています。
今回は、なぜ私たちは先延ばしをしてしまうのか、その脳科学的なメカニズムと、自分を責めずに動き出すための「意外な解決策」を紹介します。
先延ばしをしている時、あなたの脳内では2つの部位が激しい戦争を繰り広げています。

通常は理性が勝ちますが、タスクに対して「面倒くさい」「失敗したらどうしよう」というネガティブな感情(不安)が強すぎると、本能がパニックを起こし、理性をハイジャックしてしまいます。
つまり、スマホに逃げる行為は、サボりではなく、脳が「不安から一時的に避難するための防衛反応(逃避)」なのです。
私たちは時間を無駄にしているのではなく、「嫌な気分」を先送りにしているだけなのです。

ここからが重要です。
先延ばしをしてしまった後、多くの人は「自分はダメだ」と自分を責めます。
しかし、心理学的には「自分を責めること」こそが、先延ばしを悪化させる最大の原因です。
自己批判をすると、脳は強いストレスを感じます。
すると、大脳辺縁系(本能)はどう反応するか?
「ストレスだ! 今すぐ癒やしが必要だ!」
そう、ストレス解消のために、さらなる「先延ばし(快楽)」を求めてしまうのです。
「反省する → ストレスが増える → もっとサボる」
この地獄のループを、行動経済学では「どうにでもなれ効果」と呼びます。ダイエット中に一口ケーキを食べた後、「もういいや!」とホール食いしてしまうアレと同じです。
では、どうすればこのループから抜け出せるのか?
カールトン大学のティモシー・ピチル博士の研究が導き出した答えは、驚くべきものでした。

「セルフ・コンパッション(自分への思いやり)」を持つことです。
自分を厳しく管理するのではなく、友人に接するように優しく語りかけてください。
自分を許すと、脳のストレスレベルが下がります。
すると大脳辺縁系(本能)が落ち着きを取り戻し、再び前頭前野(理性)がコントロール権を握れるようになるのです。
「甘え」ではなく「脳のクールダウン」として、自分を許してあげてください。

感情が整ったら、あとは行動するだけです。
ただし、「やる気が出たらやる」のは間違いです。脳科学では「行動するから、あとでやる気が出る(作業興奮)」が正解です。
最初の一歩を踏み出すための、2つのテクニックを紹介します。
ハーバード大学のショーン・エイカーが提唱した方法です。
やりたい行動への手間を「20秒減らす」か、やめたい行動の手間を「20秒増やす」こと。
人間は怠け者なので、たった20秒の差で、良い行動を選べるようになります。
「レポートを書く」という目標は脳にとって重すぎます。
「ファイルを開く」あるいは「1行だけ書く」。
これだけを目標にしてください。
一度走り出せば、脳は慣性の法則で動き続けます。
先延ばしの原因の多くは、「完璧にやらなきゃ」というプレッシャーです。
だからこそ、最初のステップは「ちゃんとやる」ことではなく、「自分を許して、適当に始める」ことです。

今日もし先延ばしをしてしまっても、自分を責めないでください。
「脳が不安がってたんだな、よしよし」と許してあげて、とりあえずファイルを開くアイコンだけクリックしてみましょう。
それだけで、あなたの脳はもう「先延ばしモード」から脱出していますよ。