自己肯定感の前に

自己肯定感の前に

 自己肯定感は大事です。自信の源にもなるし、充実感や幸福感にもつながる重要な要素です。
 ただ、自己肯定感だけを高めるというのは、少し危険なことでもあります。なので、その辺りを確認していきたいと思います。

自己肯定感は褒められたり感謝されたりすると高まる

 「自己肯定感を高めるにはどうすればいいのか?」ということですが、これは、簡単と言えば簡単です。褒められる、感謝される、高評価をもらう、崇められる、などです。そして、これは、自分自身で行っても可です。そのため、そこまで複雑なプロっセスは必要ありません。
 行動する→うまくいく→褒められたり感謝されたりする→自己肯定感高まる。
 以上のようなプロセスですので、そんなに複雑ではないですよね。分岐などなく一本道です。それも褒めたりする部分は自分でやってもいいんです。自画自賛というとなんとなく着こwが悪いようにも感じますが、頑張った自分を褒めてあげること、労ってあげることは大切なことです。

自己肯定感の何が危ないの?

 そんなことで、自己肯定感は大切です。では、自己肯定感のどこが危ないのでしょうか?
 適切に自己肯定感を高める分には何も危険ではありません。ただ、自己肯定感だけに着目し、これだけを高めようとするのが危ないんです。どういうことかというと、自己肯定感を高めるプロセスを思い出して欲しいのですが、「うまいことやって、褒められる」という流れになっています。逆に言えば、うまくやれなければ褒められないということです。つまり、「成功し続けなければ上がらない」んです。
 そのため、これだけを高めると、「成功し続けなければいけない、成功しなければ自分には価値がない」という境地に陥ってしまいます。
 その結果、成功のためには手段を選ばないような状態になってしまうかもしれません。これはちょっと良くない状態ですよね。

なぜそうなってしまうのか?

 これは、「自己受容」を疎かにしてしまったために起こります。自己肯定感を適切に高める前提として、「自己受容」があります。自己肯定感の土台みたいなものですね。これがあるから、「成功し続けなくてはいけない」「完璧でなくてはいけない」という状態ではなく、「失敗してもなんとかなるさ」という状態になれるのです。
 成功しないと自分の居場所が無いのと、失敗しても自分の居場所があるのとでは全然違いますよね。
 だから自己受容は土台なんです。自己肯定感の前にまずは自己受容が大切なんです。

自己受容のために

 自己受容は、自分がいることそのものに価値を見出している状態です。何かができるから価値があるんじゃなく、何もできなくてもいるだけで価値があるんです。
 自分のいいところ、悪いところ、全てを受け入れることが大切になってきます。これは、特に両親やおじいいちゃん、おばあちゃんからもらう無償の愛が大きく関係するみたいです。だから、もし、子育てをする際には、褒めることも大切なのですが、いるだけでいいんだというスタンスで子供に接してあげることが大切なんですね。
 また、自分でも自身を受け入れてあげるようにすることも大切です。そのためには、「いいじゃない」精神で過ごすことです。特に、何か失敗した時、「失敗してもいいじゃない。」と考えることで、自分を受け入れやすくなります。なので、失敗してくよくよするよりも、「いいじゃない」を使って失敗した自分を受け入れてあげるようにしましょう。
 この土台の部分がしっかりすることで、何をするにも余裕が生まれるので、仕事の効率が上がったり、成功率が高まったりといった、いいことが起こるようになります。

まとめ

 自己肯定感の前に自己受容、そのためには、「いいじゃない!」。

私がこの記事を書いたよ!

テリー

いつも自由にやらせてもらってますが、最近、健康のことにも気を使わないとなと思い、ブログを書きながら、自分自身も健康に対する意識を高めてみようかなと考えています。あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の国家資格を持っているので、体のことや健康のことにはそれなりに詳しいです。 なぞなぞと手品が大好きです。

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