そろそろ掃除をしないといけないけど、後回しにしてしまう。勉強しないといけないけど後回しにしてしまう。仕事をしないといけないけど後回しにしてしまう。
やらないといけないけど、なかなか始められないことってありますよね。今回は、始められないことを始めるためのテクニックを紹介します。
1 なぜ後回しにしてしまうのか
原因の一つは未来バイアスです。
例えば、「A41枚のレポートを書いてきてください。」と言われて、「明日までに」と言われるのと、「来年までに(1年くらい後に)」と言われるのだとどっちが負担感がないですか?
どの程度のレポートかにもよると思いますが、1時間程度でできるレポートだと考えてください。
このとき、おそらく、「来年までに」の方が負担感を感じにくいと思います。
来年までなら、時間がたっぷりあると考えることができるんです。
未来のことは結構小さく見えてしまう、これが未来バイアスです。
二つ目の原因は、「それをやる重要度が低い」です。
期限が今日までとか、明日までならやるかもしれませんが、そうでなければ重要度が低いように感じてしまいます。また、やらないと大損をするとかでなければ、同じく重要度は低く感じます。
つまり、「それ」の価値がなんとなく低いことで、「まああとでいいか」となってしまうわけです。
三つ目の原因は、「どこから手をつけていいかわからない。」です。
規模が大きすぎる、または、そう感じてしまう場合に、圧倒的すぎて、なにをすればいいのかわからず、考えるのをやめてしまうわけです。
足の踏み場もない部屋を片付けるとき、どこから手をつけたらわからないですよね。明日までに、10ページくらいのレポート書いてこいって言われたら、なにから手をつけていいかわからないですよね。
とにかく、「それ」の規模が大きいと感じてしまうと、現実から逃避したくなってしまうんですね。
2 始めるために
(1)きっかけ、環境を作る
まず、未来バイアスを打ち破るためには、環境を整えて、「それ」に着手するきっかけを作ってあげる必要があります。
そこで大事なポイントが、未来バイアスの存在を知ることです。そして、早くやるほど、その仕事について頭の片隅で考える時間が少なくなるので、結果として、仕事の効率が上がり、リターンも大きくります。だから、「やらないとな」と思ったなら、それがやり始めるタイミングです。思いついた時がベストタイミングなんです。
さらに、「やらないと」と思いやすくするために、目につく場所にやることリストを貼ったりしておきましょう。
(2)「それ」の価値を考える
宛名を書いて出すだけの封筒、意外とほったらかしになってることないですか?
締め切りなど、期限を気にしなくてもよかったら尚更ですよね。でも、その小さい仕事が積み上がると、得体の知れない忙しさに襲われることになります。
重要度が低いのは、「それ」をやるメリットがよく把握できていない可能性もあります。だから、「それ」をやることで得られるメリットを思いつくだけ書き出してみましょう。封筒を出すだけなら、頭の中で思いつくだけ思いついてもいいです。
そうすると、「それ」をやることの価値が把握できます。
もし、「それ」をやらなければ、そのメリットの分だけ、まるまる損をすることになります。
そのことを意識すれば、案外、後回しにせずにやり始めるかもしれませんね。
(3)仕事を分解して考える
大きすぎる仕事は、全体像が見えないから見通しが持てず、やる気がなくなってしまいます。
そんな時は、仕事の内容を細かく分解してみましょう。可能な限り分解して見るんです。
「メモ帳を準備する」とか、「パソコンを立ち上げる」とか、そういったレベルまで仕事を分解して考えてみると、なんとなく全体像が見えてきて、仕事に見通しが持ててきます。
レポートを書くときなら、まずは、見出しから書き出してみると全体像が見えてくるはずです。
全体像が見えたら、あとは、どの順番でどの仕事をしていくか考えて、順番をつけていきます。
あとはそれに従って、何も考えず行動していけば、意外と仕事も終わっているかもしれません。
3 まとめ
今やることのメリット、その仕事のメリットをを知り、できるだけ細かく分解し、やる順番をつけてみる。
私がこの記事を書いたよ!
テリー
いつも自由にやらせてもらってますが、最近、健康のことにも気を使わないとなと思い、ブログを書きながら、自分自身も健康に対する意識を高めてみようかなと考えています。あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の国家資格を持っているので、体のことや健康のことにはそれなりに詳しいです。 なぞなぞと手品が大好きです。
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