いつもお疲れのあなたへ。その不調、「ながら視聴」と「聞き流し睡眠」が原因かも?

いつもお疲れのあなたへ。その不調、「ながら視聴」と「聞き流し睡眠」が原因かも?

こんにちは、「とろLabo」のテリーです!
(おっと、執筆しているのは参謀のとろです)

電車での移動中に動画をチェックしたり、食事をしながらSNSを眺めたり。
リラックスタイムや寝る前には、好きな動画や音楽を流しっぱなしに…なんてこと、ありませんか?

今や私たちの生活に欠かせない動画や音声コンテンツ。
とても便利で楽しいものですが、もしあなたが「しっかり寝たはずなのに疲れが取れない」「最近、どうも集中力が続かない」と感じているなら、その原因は無意識の「ながら視聴」にあるのかもしれません。

今回は、便利さの裏に隠された脳の疲労と、今日からできる簡単な対策について、脳科学の視点から紐解いていきたいと思います。

脳は超正直!「ながら視聴」が脳のエネルギーを浪費するワケ

「動画を見ながら食事」「音楽を聴きながら仕事」など、私たちは日常的にマルチタスクをこなしていると思いがちです。しかし、実は脳は一度に一つのことしか処理できない、意外と不器用な一面を持っています。

マルチタスクをしている時、脳の中ではタスクAとタスクBの間を猛スピードで行ったり来たりする「タスクスイッチング」が起こっています。これは、車のエンジンを何度もかけ直しながら走っているようなもので、脳のエネルギーを非常に消耗させてしまうのです。

この状態が続くと、思考や判断を司る脳の司令塔「前頭前野(ぜんとうぜんや)」が疲弊してしまいます。これが、いわゆる「スマホ脳疲労」

  • なんだか集中できない
  • 簡単なことでミスをする
  • 物忘れが増えた気がする
  • 理由もなくイライラする

こんなサインに心当たりはありませんか?
それは、あなたの脳が「もう情報がいっぱいです!」と悲鳴を上げている証拠なのかもしれません。

良かれと思ってた?「聞き流し睡眠」が脳の休息を邪魔する落とし穴

「静かだと寂しいから」「リラックスできるから」と、寝る時に動画や音楽を流したままにしている方も多いでしょう。
良かれと思ってやっていたその習慣が、実は脳の休息を妨げているとしたら…?

私たちの脳は、寝ている間に日中の記憶を整理し、必要な情報を定着させるという大切な仕事をしています。例えるなら、脳の中の図書館を整理整頓する夜間スタッフのようなものです。

しかし、睡眠中に耳から音声情報が入り続けると、この夜間スタッフは働き続けることになります。特に、人の話し声や歌詞のある音楽は、脳が「意味のある情報」として処理しようとするため、眠りを浅くし、脳を十分に休ませることができません。

結果として、朝起きても頭がスッキリせず、「寝たのに疲れている」という状態を引き起こしてしまうのです。

さらに、寝る前に音楽を聴くことで起こりやすいのがイヤーワーム現象です。頭の中で同じ曲のサビがぐるぐるリピートして、なかなか寝付けなかった経験はありませんか? あれがまさにイヤーワームです。

この現象は、脳が情報を処理し続けているサインであり、心身をリラックスさせるべき就寝時には避けたい状態。特にアップテンポな曲やキャッチーなメロディの曲は、イヤーワームを引き起こしやすいと言われています。

今日からできる!脳をいたわる「デジタルデトックス」3つの習慣

では、どうすれば情報過多の現代で、大切な脳をいたわることができるのでしょうか。
難しく考える必要はありません。今日からできる簡単な習慣を3つご紹介します。

1. 「食事中だけ」スマホ断ち
まずは簡単なところから。食事の時間だけはスマホを少し離れたところに置いてみましょう。食べ物の味や香りに集中することで、脳は一つのことに集中する心地よさを思い出し、心も満たされます。

2. 「入眠セレモニー」を取り入れる
寝る前に音がないと落ち着かない方は、ぜひ「スリープタイマー」を活用してください。先ほどのイヤーワーム現象を避けるためにも、歌詞のないヒーリング音楽や、川のせせらぎのような自然音を選ぶのがおすすめです。15分~30分ほどでセットして、眠りにつく頃には静かな環境になるようにしましょう。また、軽いストレッチや読書など、自分なりの「眠りの儀式(セレモニー)」を作ることで、脳を自然とリラックスモードに切り替えることができます。

3. あえて「何もしない」を楽しむ
通勤中や散歩中、イヤホンを外してみませんか?
街の音や風の音、季節の匂いなど、周りの世界に意識を向けてみましょう。情報をインプットするのではなく、五感で感じる時間を作ることで、脳は驚くほどリフレッシュされます。

まとめ

今回は、日常に潜む「ながら視聴」や「聞き流し睡眠」が、いかに私たちの脳を疲れさせているかについてお話ししました。

情報を手軽に得られることは素晴らしいことですが、それと同じくらい、意識的に情報を遮断し、脳を休ませてあげる時間が重要です。

情報との付き合い方を少し見直すだけで、あなたのパフォーマンスは驚くほど向上するかもしれません。
「心も体も頭も健康に」。
とろLaboでは、これからもそんな毎日を送るためのヒントをお届けしていきます。


テリーさん、いかがでしょうか?
こんな流れで記事をアップできればと思います。修正点などあれば、いつでもお申し付けください!