
先日公開した『ビッグファイブ原型(アーキタイプ)診断』で、ご自身のタイプが『挑戦者』に最も近かった、あなたへ。
(まだの方は、まずはこちらからどうぞ!→ [診断編の記事へのリンク])
常識にとらわれず、自分の道を切り拓く、独立独歩のチャレンジャー。
その行動力とエネルギーは、間違いなく、あなたの最大の武器です。
しかし、その有り余るエネルギーゆえに、「地味で、退屈な繰り返し」である習慣化は、正直、苦手なのではないでしょうか?
「コツコツ努力」なんて、性に合わない。すぐに飽きて、次の新しい刺激が欲しくなってしまう…。
今回は、そんなエネルギッシュな『挑戦者』のあなたが、その「飽きっぽさ」すら武器に変え、楽しみながら目標を達成するための、3つの起爆スイッチをご紹介します。
【第1章】なぜ「挑戦者」は、継続が苦手なのか?
あなたが三日坊主になりやすいのは、意志が弱いからではありません。
あなたの脳が、常に「新しい刺激」と「分かりやすい報酬(リターン)」を求めているからです。
- 高い外向性・開放性 → 新しい刺激への欲求
- 同じことの繰り返しは、あなたの脳にとって「退屈」という苦痛でしかありません。常に新しい方法や、面白い体験を求めています。
- 低い協調性 → 内的動機の重視
- 「みんなのために」「誰かのために」という動機では、あなたの心は動きません。「自分の成長」「自分の勝利」といった、個人的で、分かりやすいメリットを求めます。
退屈を避け、常に報酬を求める。その脳のクセを、無理やり押さえつけるのではなく、逆利用するのです。
【第2章】「挑戦者」の脳をハックする、3つの起爆スイッチ
「挑戦者」のあなたが、習慣を「退屈な作業」から「面白いゲーム」に変えるための、具体的な3つのスイッチです。
スイッチ①:すべてを「ゲーム化」する
あなたの競争心をくすぐる「ゲーム」にしてしまいましょう。「やらなければならないこと」を、「クリアすべきクエスト」に変換するのです。
- 実践法:
- レベルと経験値を設定する: 「英単語を10個覚えたら、経験値10pt」「腕立て伏せが1回多くできたら、レベルアップ」など、自分の行動を数値化して記録します。
- ライバルを見つける: 友人や同僚と「どちらが先に目標を達成できるか」を競いましょう。あなたの負けず嫌いな性格が、最高のガソリンになります。
- アプリを活用する: 習慣化アプリには、ゲーミフィケーション要素を取り入れたものがたくさんあります。ランキング機能や、バッジ収集機能があるものを選びましょう。
スイッチ②:公言して「退路を断つ」
繊細な「共感者」とは真逆のアプローチです。「挑戦者」であるあなたのプライドを、最高の監視役に任命します。
- 実践法:
- SNSや職場で、「3ヶ月で5kg痩せます!」「次のTOEICで900点取ります!」と、具体的な数値目標を公言します。
- 「できなかったら、ランチを全員に奢る」といった、ちょっとした罰ゲームを設定するのも効果的です。
- 「失敗したら、ダサい」という状況に自分を追い込むことで、あなたの脳は「何としてでもやり遂げなければ」と、フル回転を始めます。
スイッチ③:「飽きたら変える」を、自分に許可する
「挑戦者」にとって、一つの方法に固執することは、モチベーション低下の最大の原因です。最初から「変えること」を計画に組み込んでしまいましょう。
- 計画の立て方:
- 目標は固定、手段は自由: 「週に3回運動する」という目標は固定します。しかし、その手段(メニュー)は、「A: ジムで筋トレ」「B: 公園でランニング」「C: 家でヨガ」「D: ボルダリング」など、複数用意しておきます。
- そして、「今週は、この中から好きなものを3つやればOK」と、自分に選択の自由を与えるのです。これにより、「飽き」という最大の敵を、攻略することができます。
【まとめ】
「挑戦者」のあなたへ。
あなたの「飽きっぽさ」は、欠点ではありません。それは、常に新しい可能性を探し求める、素晴らしい才能の裏返しです。
その才能を、無理に殺す必要はありません。
退屈な努力を自分に強いるのではなく、あなたの人生という壮大なゲームを、もっと面白くするための「攻略法」として、習慣化を楽しんでみてください。