トランプを使ったオリジナルカードゲーム
「ナンバーズ・クラッシュ 」
1. 概要
「ナンバーズ・クラッシュ」は、トランプを使用して遊ぶカードゲームです。プレイヤーは、自分の手札を早くなくすことを目指します。役札の効果をうまく利用し、戦略的にゲームを進めましょう。特に、「ゼロアウト」を成功させることが、勝利への近道です!
2. 必要なもの
- ジョーカー2枚を含む、計54枚のトランプカード
3. プレイ人数
- 2~5人
4. ゲームの準備
- 親を決めます。
- じゃんけんで勝った人が親になります。
- カードを配ります。
- 親はカードをよくシャッフルし、各プレイヤーに5枚ずつ配ります。
- 山札と台札を作ります。
- 残ったカードを裏向きにして中央に置き、山札とします。
- 山札の一番上のカードをめくり、表向きにして山札の横に置きます。これが台札となります。
- 台札がジョーカーだった場合は、山札からもう一枚引き、台札とします。
- 台札が役札(後述)だった場合、その効果は無効とします。
5. ゲームの進行
親から時計回りに順番にターンを行います。各ターンは以下の4つのフェーズで構成されます。
- ドローフェーズ:
- 山札からカードを1枚引くことができます。引くか引かないかは自由です。
- セットフェーズ:
- 手札からカードを1枚以上、台札の上に重ねて出します(セット)。セットするカードには条件があります(後述)。
- セットできない、またはセットしたくない場合は、このフェーズをスキップできます。
- デクラレーションフェーズ:
- セットフェーズでカードをセットした場合は、そのカードを説明します(例:「ハートの3」)。
- セットフェーズをスキップした場合は、「パス」と宣言します。
- ペナルティードローフェーズ:
- 特定の条件下で発生します(後述)。指定された枚数を山札から引き、手札に加えます。
6. カードの出し方(セットの条件)
以下のいずれかの条件を満たすカードをセットできます。複数枚を同時にセットすることも可能です。
- 台札と同じ数字のカード
- 台札と同じ数字のカードを任意の枚数セットできます。
- 台札と同じマークのカード
- 台札と同じマークのカードを1枚セットできます。
- 台札と同じマークで、数字が連続するカードは、まとめてセットできます。
- 手札に同じ数字のカードが複数枚あり、そのうちの1枚が台札と同じマークの場合、それらのカードをまとめてセットできます。ただし、台札と同じマークのカードが一番下になるように重ねてください。
- 足すと台札と同じ数字になるカードの組み合わせ
- 手札のカードを組み合わせて、合計が台札の数字と同じになる場合、それらのカードをまとめてセットできます。
複数枚のカードをセットする場合の注意点:
- 一番上にセットされたカードが、新たな台札となります。
7. 役札
特定のカードには特殊な効果(役札効果)があります。役札をセットし、デクラレーションフェーズでそのカードを宣言した時点で効果が発動します。
- 5:スキップ
- 次のプレイヤーのターンを飛ばします。
- 5を4枚同時にセットした場合、その時点で上がりとなります。
- 6:リバース
- ターンの進行方向を逆回りにします。
- 6を複数枚セットした場合、自分以外の全プレイヤーが、出した6の枚数だけ山札からカードを引き、その後、自分は手札から任意のカードを選んでその枚数だけ捨て、自分の手札からカードをセットできます。
- 7:七渡し
- セットした7の枚数分、手札の任意のカードを好きなプレイヤーに渡すことができます。
- 8:リセット
- 自分の手札から任意のカードを再びセットできます。
- 9:色変え
- デクラレーション時に好きなマークを宣言し、台札のマークを変更します。
- さらに、出した9の枚数だけ山札から手札にカードを加え、その枚数だけ任意のカードを捨てることができます。
- 色縛り(後述)中に限り、色縛りを解除し、色縛りを発動させたプレイヤーに3枚のペナルティードローをさせ、自分はリセットの効果を得ることができます。
- 10:エース
- デクラレーション時に「エース」と宣言することで、「1」として扱うことができます。
- J:色縛り
- 次のプレイヤーから、デクラレーションしたJと逆の色のカードしかセットできなくなります(例:ハートのJをデクラレーションした場合、次のプレイヤーから黒いカード(スペードまたはクラブ)しかセットできなくなります)。
- 色縛り中は、台札のマークの概念が一時的に解除され、ジョーカーを除く全てのカードが、マークではなく色で識別されるようになります。そのため、スペードとクラブ、または、ハートとダイヤが混在した数字の連続する組み合わせのカードをセットできるようになります。
- この効果は、誰かがパスを宣言するか、9がセットされて色縛りが解除されるまで継続します。
- パスを宣言したプレイヤーは、3枚のペナルティードローを行います。その後、ペナルティードローをしたプレイヤーの次のプレイヤーのターンとなります。
- Q:ドロー3
- 次のプレイヤーは、「Q」か、合計が「12」になるカードの組み合わせしかセットできなくなります。
- セットできない場合、3枚のペナルティードローを行います。その後、ペナルティードローをしたプレイヤーの次のプレイヤーのターンとなります。
- K:キングタイム
- 次のプレイヤーから、絵札(J、Q、K、ジョーカー)しかセットできなくなります。絵札であれば、マークや数字に関係なくセットできます。
- この効果は誰かがパスを宣言するまで継続します。
- キングタイム中に限り、Qがセットされた場合、次のプレイヤーは絵札で対抗できます。ただし、Q以外のカードではペナルティードローの上乗せはありません。
- キングタイム中にJがセットされた場合、色縛りになり、絵札しかセットできなくなります。色縛り中にKがセットされると、色縛りは解除されます。
- キングタイム中にジョーカーがセットされた場合、次のプレイヤーは絵札であれば何でもセットできます。
- パスを宣言したプレイヤーは、3枚のペナルティードローを行います。その後、キングタイムを発動させたプレイヤーのターンとなります。
- ジョーカー:オールマイティ
- どんなカードの代わりとしても使えます。
- 「ジョーカー」と宣言してセットした場合、キングタイム中を除き、次のプレイヤーはジョーカーしかセットできなくなります。
同じ数字の役札を複数枚セットした場合の注意点:
- 特に説明のない限り、役札効果はその枚数分だけ効果が上乗せされます。
数字の異なる役札を複数枚セットした場合の注意点:
- 一番上にセットされた役札の効果のみが発動します。
8. ペナルティードロー
以下の状況でペナルティードローが発生します。
- 色縛り、ドロー3、キングタイムの各効果に対抗できず、パスを宣言した場合、3枚のペナルティードロー。
- ペナルティードローは、山札から1枚ずつ表向きに引き、手札に加えます。
- 引いたカードの中にセットできるカードがあった場合、そのカードをセットすることでペナルティードローをキャンセルできます。
9. ゼロアウト
手札を全て使って、それらの数字を足した数が台札と同じ数字になった場合、自分のターンに関係なく「ゼロアウト」を宣言できます。ゼロアウトが成功すると上がりになります。
- ゼロアウト返し: 他のプレイヤーは、ゼロアウトを宣言された数字と同じ数字のカード、または足してその数字になるカードの組み合わせを「ゼロアウト返し」と宣言してセットすることで、ゼロアウトを阻止できます。ゼロアウト返しが成功すると、ゼロアウト返しをしたプレイヤーが上がりとなります。
10. 禁止事項
- 以下の行為は禁止とします。発見された場合、そのプレイヤーは失格とします。
- ゲーム中の不正行為。
- 他のプレイヤーへの暴言や迷惑行為。
11. ゲームの終了
- いずれかのプレイヤーの手札がなくなったら、そのプレイヤーの上がり(勝利)となり、ゲーム終了です。
12. その他
- 細かいルールについては、プレイヤー間で話し合って決めてください。
このルールブックが、「ナンバーズ・クラッシュ」を楽しくプレイするための一助となれば幸いです!
私がこの記事を書いたよ!
テリー
いつも自由にやらせてもらってますが、最近、健康のことにも気を使わないとなと思い、ブログを書きながら、自分自身も健康に対する意識を高めてみようかなと考えています。あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の国家資格を持っているので、体のことや健康のことにはそれなりに詳しいです。 なぞなぞと手品が大好きです。
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