誰かに褒められたり、認められたりすると、結果としてパフォーマンスの向上につながるようです。
褒めすぎるとそれで満足して、自分の能力を過信し、怠け始めるというのは、理論上違うようです。
1 自己肯定感と自己受容
テストで100点とったり、何かで1位になったりして褒められたりすると、だいたいは嬉しいですよね。この時、「自分、いけるかも。やれるかも。」と感じるわけですが、これが、自己肯定感です。
自己肯定感は、「肯定」とあるように、自分を肯定する力です。何かに成功した自分を肯定するわけですね。なので、リフレーミングは、この自己肯定感を高める技術ともいけます。
じゃあ、自己受容とはなんでしょうか。これは、自己肯定感が「自分を肯定する」という条件付きなのに対して、自己受容は「条件なし」で自分を受け入れることです。
自分のいいところ、悪いところを全部、そのまま受け入れることを自己受容と言います。
自己肯定感が機能価値に関係するのに対して、自己需要は存在価値に関係しているわけです。
2 自己肯定感の基盤が自己受容
じゃあ、自己肯定感と自己受容は別物なのかというと、そうではなく、むしろ、密接に関係しています。
自己肯定感の基盤になるのが自己受容なんです。
例えば、100点とったら褒められて自己肯定感が高まります。1位になっても高まります。じゃあ、0点とったり、ゲベになったらどうでしょうか。自己肯定感が下がってしまうんでしょうか。
まあ、下がるでしょうね。
ただ、しっかり自己受容できている人とそうでない人では、下がり方が全然違うようです。
自己受容できていない場合は、テストの点や順位が自己肯定感を維持するものになります。なので、自分の居場所を確保するためには、それにしがみつくしかないんですね。だから、点数や順位をすごく気にするし、こだわるわけです。何か大変そうですね。
自己受容できている場合は、そもそも無条件に自分の居場所がある状態になっています。なので、点数が悪くても、順位が低くても、余裕があるわけなんですね。
だから、何にも囚われることなく振る舞えるので、パフォーマンスが上がるんですね。つまり、機能価値が高まるわけです。結果として、自己肯定感も高まるんですね。
3 とりあえず、ありのままの自分を受け入れてあげましょう。
いいとか悪いとか置いといて、まずは自分を受け入れましょう。存在そのものに価値があるんです。
そうしてあげると、理論上、どんどん能力が高まっていくはずです。
そして、これは、自分ではない周りの人に対しても同じことが言えます。
褒めてあげる、認めてあげる、おだててみる。そうすると、結果として相手の自己肯定感や自己受容につながります。そうすると、怠けるどころか、どんどんスペックが上がっていくはずです。
木を登り損ねることはありません。
参考文献
もしアドラーが上司だったら
著者 小倉 広
私がこの記事を書いたよ!
テリー
いつも自由にやらせてもらってますが、最近、健康のことにも気を使わないとなと思い、ブログを書きながら、自分自身も健康に対する意識を高めてみようかなと考えています。あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の国家資格を持っているので、体のことや健康のことにはそれなりに詳しいです。 なぞなぞと手品が大好きです。
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