- とろLabo用語集
- 2025年6月19日
【六臓六腑・肺】体のバリア機能!東洋医学の「肺」とは?~呼吸・肌・鼻の不調の鍵~【とろLabo用語集】
「季節の変わり目に、いつも風邪をひいてしまう…」「鼻がつまり……
試験勉強や、大事な仕事の前の、コーヒーやエナジードリンク。
その一杯が、あなたの努力をブーストさせる「良薬」になるか、それとも、すべてを無に帰す「毒」になるかの分かれ道だったとしたら…?
多くの人が「眠気覚まし」として頼りにするカフェイン。しかし、その力を正しく理解せずに使っていると、かえってあなたの記憶力や集中力を、静かに破壊しているかもしれません。
今回は、カフェインという身近な“ドーピング”が持つ、脳を覚醒させる「光」と、記憶を破壊する「闇」の両面に迫ります。
まず、カフェインが「効く」と感じる科学的な理由です。
しかし、カフェインには強力な副作用、つまり「闇」の側面が存在します。
カフェインの体内での効果は、一般的に4~6時間続きます。午後に飲んだコーヒーが、夜の深い睡眠(ノンレム睡眠)を妨害することは珍しくありません。そして、日中に学習した内容が、長期記憶として脳に定着するのは、まさにこの深い睡眠中です。つまり、カフェインで無理やり起きて勉強しても、記憶を定着させる時間を自ら破壊している、という本末転倒に陥るのです。
カフェインの過剰摂取は、交感神経を過剰に刺激し、動悸や不安、焦燥感を引き起こします。単純な暗記作業ならまだしも、複雑な問題をじっくり考えるような学習において、この「焦り」は最大の敵となります。
カフェインを常用すると、脳がその刺激に慣れてしまい、同じ量では効果を感じにくくなります(耐性)。そして、摂取をやめると、頭痛や集中力の低下、強い眠気といった離脱症状に苦しむことに。この悪循環が、あなたの学習効率を根本から蝕んでいきます。
では、どうすれば「闇」を避け、「光」の恩恵だけを受けられるのでしょうか。
カフェインは、あなたの学習を加速させるロケットブースターです。しかし、燃料の量や点火のタイミングを間違えれば、機体ごと爆発する危険性をはらんでいます。
その特性を正しく理解し、自分の体と相談しながら、賢く乗りこなすこと。それこそが、あなたの知性を最大限に引き出すための、科学的なアプローチなのです。