- とろLabo用語集
- 2025年6月27日
【陽虚】体の“冷え”の根本原因!「陽虚(ようきょ)」とは?~元気と温かさを取り戻すヒント~【とろLabo用語集】
「夏でも手足が氷のように冷たい…」「とにかく寒がりで、人より……
「運動した時間」だけでなく、その後の「日常生活を送っている時間」でさえも、脂肪が燃え続けてくれるとしたら…。
そんな、まるでボーナスのような“お得な”体の仕組みが、「アフターバーン効果」です。
今回は、特にHIIT(高強度インターバルトレーニング)などの短時間トレーニングの効果を、飛躍的に高めるこの現象について、その科学的な仕組みを分かりやすく解説します。
アフターバーン効果は、運動生理学の世界では「EPOC(Excess Post-exercise Oxygen Consumption:運動後過剰酸素消費量)」と呼ばれます。
少し難しく聞こえますが、要するに、「激しい運動をした後、体は平常時の状態に戻るために、普段より多くの酸素を必要とし、その回復作業のために、カロリーを消費し続ける」という現象のことです。
車で急加速や急停車を繰り返した後、エンジンがしばらく熱を持っている状態をイメージすると、分かりやすいかもしれません。私たちの体も、激しい運動の後、しばらく興奮状態が続き、エネルギーを消費し続けるのです。
運動後の私たちの体内では、まるで嵐が過ぎ去った後の復旧作業のように、様々なことが行われています。
これらの復旧作業すべてに、多くの酸素とカロリーが必要とされるため、運動後も代謝が高い状態が続くのです。
この「お得な」効果を最大限に引き出す鍵は、運動の「時間」ではなく「強度」にあります。
ダラダラと1時間ウォーキングをするよりも、息が切れ、心臓がバクバクするような高強度の運動を、短い時間で行う方が、アフターバーン効果は、はるかに高く、そして長く続くことが分かっています。
まさに、とろLaboでご紹介した「HIIT(高強度インターバルトレーニング)」は、このアフターバーン効果を最大化するために設計された、最も効率的なトレーニング法の一つなのです。
アフターバーン効果は、「短時間でも、本気でやれば、その効果は何倍にもなって返ってくる」ということを、科学的に証明してくれる、希望に満ちた体の仕組みです。
あなたの貴重なトレーニング時間を、最大限に有効活用するために。
ぜひ、「強度」を意識して、この“お得な”ボーナスタイムを手に入れてみてください。